施設紹介
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責任者からのご挨拶

みなさん初めまして。よろしくお願いいたします。
僕が今やっていることの1つである「ピースフルハウスはぐれ雲」は、合宿型の自立支援塾です。
1987年(2001年にNPO法人を取得)に設立し、「子どもを育むのは地域だ」という考えの元、自立に向かえる環境作りを重点に置いてやってきました。
これまでに400人の寮生がここで暮らし、それぞれの社会に向けて巣立っています(2015年4月現在)。
その他に「農業生産法人ファームファーム」「コミュニティれすとらんくるが」というものも運営しています。
彼らと接していて思うのは、「とにかく人は十人十色だ」ということです。
それ故に、アドバイスであっても個人個人全部違います。
ある子には「もう少し我慢しろよ」ある子には「そんな我慢するなよ」…と、言っていることはまるで正反対…。
個人個人みんな違うんだというところから、接し方も当然みんな違っていくというところです。
NPO法人北陸青少年自立援助センター 理事長 川又直
はぐれ雲とはどんなところなのか

はぐれ雲は「共同生活寮」です。
富山県の万願寺(旧大沢野町)にあり、ちょうど平野部と山間部の間辺りの田畑に囲まれたのどかな場所で、寮のみんなと作業をしながら生活します。
生活環境を変えることで新しい人間関係の発見、自然とのふれあいなどを通して目的のある生活をする、あるいは自立にむけての契機を見出そうというわけです。
この場所は富山県富山市南部にあり、豊かな自然に囲まれた集落です。
遠くは立山連峰を望み、春は一面緑の田んぼ、夏は町の中でも蛍が見られ、秋は黄金色に輝く稲穂の波、冬は白い銀世界へと、四季折々の移り変わりが見事です。
この自然を生かして農作業だけではなく、スキー・海水浴・森林浴、また町の体育館などを利用してスポーツも行います。
近くには温泉がたくさんあり、心地よい汗を流したあとはよく利用するものです。
さらに都会と異なって、地域共同体の機能がいきいきと働いていて、様々な年齢・個性を持った人達との交流が盛んに行われています。

地域の学校に通学するもの・農作業に参加するもの・アルバイトに出るものもたくさんいます。
いろいろな動機で入舎してきた者たちは、ここでの生活体験を通して自分の目標を次第に見つけだしていきます。
以上が基準で、作業組・通学組・アルバイト組によって各自の日課が展開されます。
ただ、農繁期はこの限りではありません。
通学組・アルバイト組もできうる範囲で、全員が参加します。
父兄研修

当寮の方針をより深くご理解いただくため、またお子さんを様々な角度から見直して頂くため、2ヶ月に1度、1泊2日で父母会研修を開いております。
毎回、不登校・引きこもり・ニートたちと関わっている専門家や地元学校の教師・父兄OB・地元農業従事者…等々、多彩な方々が出席します。
どなたでもお気軽にご参加ください。
その他の施設
現在、はぐれ雲、NPO法人北陸青少年自立援助センター(コミュニティれすとらんくるが)、農業生産法人ファームファーム、(有)サーポートアールのグループは総勢18名のスタッフで運営されています。
教育と農業、そして水の大切さを理解してもらう事が活動のバックボーンとなっており、レストラン業や農業法人は一石三鳥、四鳥の効果を生み出しています。
これらの各施設ははぐれ雲を母体とし、不登校・引きこもり障害等で社会的な自立が困難な青少年、あるいは最近問題化されているニートと呼ばれる青少年に対し基本的な生活習慣の習得、社会的自立への助成及び相談、研修事業を行うとともに彼ら、そして幼児期から学童期の子供を持つ保護者に対しての相談、研修事業を行うほか共生の理念のもと在宅サービス事業を併せて行い、より地域との交流をはかりつつ青少年の自立促進に寄与することを目的としています。
上記理念の下、より地域とのかかわりを深めるべくコミュニティースペースとして食堂を設立。
若者の就労支援の場として、また、いわゆる健常者・障害者・高齢者・子ども・ニートたちが気軽に交流できる空間を地域一体で作り出すことを目標としています。
全国ネットワークの「共同生活型自立支援機構」
合宿型で就労支援をしている団体は全国各地にあります。
ただ、そのどれもが運営に不安を抱えています。
これを和らげ、より良い支援をするために、1984年に「青少年創・生連絡協議会」が設立されました。
そして現在では、「共同生活型自立支援機構」と名称をあらため活動を続けています。
これは団体相互での研修・情報交換の場で、精神科医や専門家も参加してくれます。
Aという団体ではなかなかスタッフと相性が合わない子でも、Bに移ったら就労した例や、その逆の例もあるのです。
不登校・引きこもり・ニートの就労支援において、宿泊型の就労支援施設は有効とされています。
どの団体も、精神科医とは密接な連携を取っていますが、最終的には利用者にとって一番相性が良いところがベストです。
施設概要
施設名 | NPO法人 北陸青少年自立援助センター 「Peaceful House はぐれ雲」 |
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理事長 | 川又 直 |
所在地 | 〒939-2204 富山県富山市万願寺144 |
電話番号 | 076-467-0969 |
FAX番号 | 076-467-3597 |
メールアドレス | info@haguregumo.jp |